デザイナー・運用・フロント素材担当の方が、リモート Mac 上で Sketch/Figma から一括 PNG を出力し、サイズ規範と命名規範で統一したい方向けに、実行可能な「手順+検証チェックリスト」をまとめました。@1x/@2x/@3x の取り決め、プレフィックス・スライスルール、よくある偏色・解像度のトラブル対処まで掲載しています。
目次
なぜサイズと命名規範が納品効率に影響するか
サイズがバラバラだとフロントで srcset や Retina 対応が崩れ、命名が不統一だと自動化・検索・差し替えがしづらくなります。あらかじめ「何倍率で出すか」「ファイル名のルール」を決めておくと、リモート Mac で一括出力したあとの検証時間を減らし、納品後の差し戻しも防げます。
- サイズ統一:@1x/@2x/@3x の対応関係を設計と開発で共有し、実ピクセルが仕様通りか確認しやすくする。
- 命名統一:プレフィックス(例:アイコン種別)・サフィックス(倍率)・切图(スライス)ルールを決め、スクリプトや OpenClaw での一括検証が可能になる。
Sketch/Figma 一括 PNG 出力の常用設定比較
両ツールとも「対象を選んで一括エクスポート」が可能です。設定の違いを押さえておくと、リモート Mac で再現しやすくなります。
| 項目 | Sketch | Figma |
|---|---|---|
| 対象 | アートボード/スライス(Make Exportable) | フレーム/コンポーネント/選択レイヤー |
| 倍率 | 1x, 2x, 3x を個別 or 一括で指定 | 1x, 2x, 3x, 4x 等をエクスポート設定で指定 |
| 命名 | レイヤー名がそのままファイル名。プラグインで一括リネーム可 | レイヤー名がファイル名。サフィックスに @2x 等を付与可能 |
| 透過 | 背景なしで PNG 出力可能 | 「Include background」オフで透明 PNG |
@1x/@2x/@3x とサイズ規範表
デザインの 1x 基準サイズと、出力ピクセルを対応させた一覧です。仕様書やチェックリストにそのまま使えます。
| 1x(基準) | @1x 出力 | @2x 出力 | @3x 出力 |
|---|---|---|---|
| 24×24 | 24×24 | 48×48 | 72×72 |
| 48×48 | 48×48 | 96×96 | 144×144 |
| 100×100 | 100×100 | 200×200 | 300×300 |
| 375×812(画面) | 375×812 | 750×1624 | 1125×2436 |
検証時は「デザイン上の 1x サイズ × 倍率 = 出力 PNG の幅・高さ」になっているかをチェックします。
命名規範(プレフィックス・サフィックス・切图ルール)と検証ポイント
命名を統一すると、リモート Mac で一括出力したあとのスクリプト検証や差し替えが楽になります。
- プレフィックス:種別(例
icon_、btn_、banner_)を付けておくとフィルタ・自動化しやすい。 - サフィックス:倍率を
@1x/@2x/@3xで統一(例[email protected])。 - 切图(スライス)ルール:1 要素=1 スライスにし、レイヤー名をそのままファイル名に使うと一貫する。
検証チェックリスト(命名):
- ファイル名に禁止文字(スペース・日本語等)が含まれていないか
- 倍率サフィックスが仕様通りか(@1x/@2x/@3x)
- プレフィックスがチーム規定と一致しているか
- 拡張子が
.pngで統一されているか
実行可能な手順と推奨ワークフロー
リモート Mac で Sketch/Figma から一括 PNG を出し、サイズ・命名を検証するまでの流れです。
- 仕様の確定:倍率(@1x/@2x/@3x)、命名ルール(プレフィックス・サフィックス)、フォルダ構成をドキュメント化する。
- デザイン側の準備:Sketch ならスライスを「Make Exportable」、Figma なら Export 設定で PNG と倍率を指定。レイヤー名を命名ルールに合わせる。
- リモート Mac で一括出力:VNC/SSH でリモート Mac に接続し、Sketch/Figma で一括エクスポート。出力先を 1 フォルダにまとめる。
- サイズ検証:画像の実寸(幅・高さ)が仕様表と一致するかをスクリプトまたは OpenClaw でチェック。
- 命名検証:上記「命名」チェックリストでファイル名を検証。問題があればレイヤー名を直して再出力。
- 納品:検証済みフォルダを ZIP または共有リンクで渡す。
よくある出力の色ずれ・解像度問題のトラブルシューティング
- 色ずれ・偏色:カラープロファイルを sRGB に統一。Figma の「Include background」や Sketch の背景レイヤーを確認。リモート Mac のディスプレイ設定も sRGB 推奨。
- 解像度が想定と違う:デザインの 1x フレームサイズと、エクスポート倍率(@2x 等)の積が実際のピクセルになることを確認。Figma の「Export scale」や Sketch の「Export 2x」の設定を見直す。
- 透過が白く抜ける:背景を「なし」にして出力しているか確認。Figma は「Include background」オフ、Sketch は背景レイヤーを非表示 or 削除。
- ファイルが巨大で重い:必要以上に @3x/4x を出していないか、解像度上限(例 4K)を決めてから出力する。
次のステップ
一括 PNG の透明チャンネル・パラメータ比較はリモート Mac デザインワークフロー比較(Figma/Sketch/即時設計)で、Mac と Windows の違いはMac と Windows デザインワークフロー比較で詳しく解説しています。技術インサイト一覧から他の記事もご覧いただけます。リモート Mac で安定して一括出力・検証を回したい場合は、ホームまたはレンタルページから専用ノードの利用をご検討ください。